ＰＰアスコン

●全天候型常温合材 透水舗装用
排水性（高機能・低騒音）舗装にも簡易で長持ちする補修を。

製品概要

ＰＰアスコンは排水性舗装（Porous pavement）の補修用に開発された常温施工用舗装材です。
排水性舗装に求められるものは「大きい透水係数」であり、これを保障するものは、「大きい空隙率」なのです。高い空隙率は、比較的粒径の揃った骨材を用いることによって与えられるが、骨材同士の接触点が少なくなるのが道理です。この弱点を補って、舗装自体の強度を保障するために、特に強力な結合材料が用いられているが、排水性舗装が普及するに伴って、「ポットホール」「粒子の飛散」「はがれ」等の損傷を補修する必要が生じてきました。
ＰＰアスコンは、これらの諸問題を解決した『排水性舗装補修用常温舗装材』なのです。

特徴

ＰＰアスコンは、砕石の周囲が高粘度アスファルトでコーディングされたまま、１粒１粒がバラバラの粒状になっています。施工転圧後、バラバラの粒は互いに固着して、強固で透水性に優れた舗装になります。荷重をかけて固める材料ですので、自重で骨材と骨材が付着して固くなることがあります。使用前に袋の上からよく揉みほぐして下さい。また冬期には、アスファルトが硬くなる性質を持っているため、路面や材料をバーナーで軽く暖めて下さい。材料表面のアスファルトが軟化し、付着しやすくなります。

結合材として、特殊な感圧性と粘弾性を持つ改質アスファルトが用いられているので！

• 比較的粒度の揃った骨材から成るから接触点が少ない集団であるが、転圧によって個々の骨材が強く結合され飛散することが ありません。
• 結合材が固体であるから、結合材に水が混じり込むことがありません。

骨材の粒度構成に配慮が払われているので！

• 排水性に優れています。
• 一粒一粒がバラバラに混じった状態でサラサラしています。

揮発性有機溶剤を含まないので！

• 透水性舗装の補修に際して、補修箇所周辺の健全な部位に悪影響を及ぼしません。
• 転圧する前は、サラサラした粒の集まりで、作業性がいいです。
• 溶剤の蒸発を待つ必要がないから、施工後すぐに交通開放強度が得られ、施工時間が短くなります。
• ネバネバすることがなく、作業器具並びに作業員の着衣靴等を汚すこともありません。
• 環境を汚染することがなく、作業員の健康を害することもありません。
• 組成に変化がなく、長期保存ができます。

施工方法

１．補修箇所を充分に清掃して下さい。

浮き石を充分に除去して下さい。

２．薄くタックコートをして下さい。

アスファルトスプレーの散布をお薦めします。市販のスプレー類は使用しないで下さい。
飛散の原因になります。

３．既設路面より少し高めに敷き均し、転圧機械で充分締め固めて下さい。
各層に分けて施工すると強固になります。

１層の厚さを２～３ｃｍ程度までに敷き均して下さい。

４．最後の敷き均し後に、バーナーで焙って、再転圧すると更に強固になります。
バーナーはほうきで掃くように軽く焙って下さい。

５．施工後直ぐ開放して通行車両の自然転圧に任せて下さい。

従来型常温舗装材で補修された箇所の周辺は揮発性有機溶剤で侵蝕されて軟化しています。その場所を再補修する場合は軟化した部分を完全に取り除いて下さい。ＰＰアスコンが軟化するおそれがあります。

規格・仕様