ラピックオイルフェンス
(パラペットフェンス・ラフトフェンス)



従来の大型フェンスが苦手とする急流、浅流、護岸などで、油の流下をしっかり防除
小型で高性能のパラペットフェンスと油吸着力制渦力をもつラフトフェンスをプラス出来る新発想のコンビネーション型オイルフェンスです。
寸法
寸法 | 重量 | |
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パラペットフェンス |
長さ 2m 幅15cm |
1.5kg/本 |
ラフトフェンス |
長さ 2m 幅8cm |
0.5kg/本 |
荷姿
パラペットフェンス・ラフトフェンス 各5本 = 5ユニット(接続時10m) |
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※土のう袋(おもり用)2枚付き 50cm × 50cm × 50cm 段ボール 約11kg (補充用など個別バラ売りも致します。) |

材質
パラペットフェンス |
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外 装 |
ターポリン |
チェーン・蝶ボルト・蝶ネジ・板材 |
鉄(亜鉛メッキ) |
チェーン接続金具 | ステンレス |
浮 体 | 発泡ポリエチレン |
ラフトフェンス |
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外 装 |
ポリエステル |
吸着材 |
スミレイ |
浮 体 | 発泡ポリエチレン(油で劣化しにくい素材です) |
パラペットフェンスは単体でも大型フェンスと同等の油防除力。
- 大型フェンス(オレンジフェンス)と同じく流速20cm/秒(0.25ノット)まで軽油・A重油・作動油など粘度の低い軽質油は「エントレインメント現象」でオイルフェンスを潜り抜けます。これはどんな大型オイルフェンスでも同じであり、パラペットフェンスも同様ですが、これにパラペットフェンスにラフトフェンスを取り付けると「エントレインメント現象」は25cm/秒まで抑えることが可能になるます。
- しかも水深の浅い場所でも利用可能です。
- パラペットフェンスは0.75Kg/mと軽量なので、少人数でも迅速に防除力の高い「斜め」「二列平行」展張が可能。 実際に0.4m/秒の河川でも油を止めることが出来ます。(30°の鋭角展張の場合)
- 川幅の広い場所では数本を連結し、現場にあわせて長さを調節が可能です。
- 0.5mごとにおりたたむことができるので、連結したままでも保管場所を取りません。
- オレンジフェンス同様に万一の油流出に備えて予防的に日頃から展張しておくことも、再利用も可能です。


パラペットフェンスにラフトフェンスを接続すると、防除力がさらにアップ。
- 流速0.25mの流れを直角に受けても、油が潜り抜けなくなります。
- 「斜め」「二列平行」展張なら、0.5m/秒(1ノット)の急流でも油を止めることが可能。(30°の鋭角展張の場合)

- 距離をあけて数段に展張すれば、それ以上の急流でも油を止められます。

尚、ラフトフェンスは油吸着能力をもちますが、量的限界があります。
また、多量の油を吸着させると急流(たとえば30°鋭角展張なら0.7m/秒以上)では沈下します。
従って流出事故時などには、ラフトフェンスの上流側に浮力の強いオイルマット8活性炭系、微細繊維系など)を浮かべ続けておくことをお勧めいたします。
- ※オイルマットは、油を吸うと浮力が落ちて、どのようなオイルフェンスでも潜り抜けやすくなります。
従って急流では特に浮力の強いオイルマットを使うことが必要です。
